メニュー
焚火はキャンプの醍醐味!
キャンプの最大の楽しみは焚火!
焚火なしにはキャンプはありえないとまでは言いませんが、 それくらい私の中で焚火をする事は重要なんです。
実際キャンプの夕飯は早い時間からはじめるので、 食べ終わると寝るまでに意外と時間があまってしまいます。
かといって外は真っ暗なので散歩などもできず、 すぐ寝るしかないと言うのも寂しすぎます。
そこで焚火。 焚火は火を見ているだけで楽しい。
薪をくべながらお酒を飲んだり、 例えばそこに会話がなくても、 火を見ているだけで暖かい気持ちになれます。
気が付けば時間は過ぎ、 焚火の火が小さくになるにつれどんどん眠くなり、ぐっすりと眠る事ができます。
焚火がないキャンプなんて考えただけでやっぱり寂しいですね。
今からキャンプをしようとしている人には焚火は絶対におすすめです。
おすすめ焚火台の記事はこちらをご覧ください
焚火の注意とマナー
最近のキャンプ場では、 焚火を地面で行う「直火」が禁止されているところが多くあります。
そのようなキャンプ場で焚火をする場合には、 焚火台を利用しましょう。
またキャンプ場以外の場所でも、 美観を損なう事無く焚火ができるので、 焚火台は必須のキャンプギアです。
- 理由1・直火でゴミまで燃やす
ダンボールなどの大量の紙類やゴム・ビニール類など残った火で何でも燃やす人が増えてきている
焚火はゴミ処理の場所ではありません。
悪臭がするものを燃やすなど他の人に迷惑をかける行為となります。
- 理由2.・終わった後の処理が不十分
十分に燃え尽きていない薪をそのまま放置して帰る・大量の燃えカスの灰や直火のかまどにした石類などをそのまま処理せず放置して帰るなど焚火の処理に対するマナー違反が増えています。
- 理由3・木の根元で焚火
キャンプサイトの自然の保護に関する理由。
地面の芝や草を保護するという理由は非常に多いです。
中には木の根が出ているところの上で焚火をしてしまうというまったく自然保護の観点がない人がいて、木に大きなダメージを与えてしまう行為は自然保護の観点からも直火を禁止せざるをえないということです。
焚火はテントやタープから十分に離れた、 キャンプサイトの風下場所で行いましょう。
焚火台を使う場合でもきれいに整備された芝生の上などや、火事の危険性があることを考えて、 草や木々が生えている場所は避けましょう。
焚火の風下には可燃物を置かず、近くに水場が無い場合は水の入った容器をそばに置いておきましょう。
また焚火を行う前に地面を整理して燃えやすいものは取り除いておきましょう。
焚火は水をかけて消化するとたくさんの燃えカスが出てしまいます。
ですので白い灰になり完全に燃えつきるまで待ちましょう。
就寝前の焚火は薪の量を計算して薪をくべましょう。
また焚火の灰や炭はキャンプ場のルールに従って処理をしてください。
焚火のポイントは小さな炎から大きな炎へ
最初は火を熾すのはなかなか難しく感じるかもしれません。
しかしポイントをおさえておけば、 初めての焚火でも上手にできます。
火のおこし方の基本は小さな炎から大きな炎へです。
最初は着火材などで細い薪に火をつけます。
細い薪に火がついたら中くらいの薪を、 次に太い薪をくべていきます。
小さい炎からはじめ火床の温度を上げていけば火は自然と大きな木に燃え移っていきます。
一度火が安定してしまえば、あとは薪をくべていけば良いだけです。
ちょっと、 難しい言い回しですが、 便利な火おこしの道具もたくさんあります。
まずは、 細かいことを気にせず焚火をする楽しむことが大事です!!
焚火をはじめる準備 火を起こすための道具の種類
着火剤は、 ジェル状の物から、 松脂(まつやに)がたっぷりしみ込んだ松を切り出した物などがある中、 1番使いやすいのが文化たきつけです。
ニオイが苦手という人もいますが、安定した高い火力や、 ホームセンターでも購入できる入手性の高さが便利です。
また、 メスティンを愛用している人ならば、 お米を炊くのに使う固形燃料を火起こしに利用することも出来ます。
なかなか、 火がつかない時は迷わず着火剤を使って素早く火をつけてしまいましょう!
マッチやライターの小さな炎で、いきなり薪を燃やすことはできません。
マッチの炎で燃えやすい焚き付けを用意しましょう。
焚き付けとして適しているのは、乾燥しているもの、油分を含んでいるものです。
代表的なのは松葉や松ぼっくり、樹皮、枯れ草、枯れ葉などです。
キャンプ場を歩いていると、たくさん見つかります。
ただし、樹皮がほしいからと言って、立木から無理矢理はがすのではなく、倒木や伐採された木からはがすようにしましょう。
ターボライターは、 燃焼に最適な混合ガスを筒の中で瞬時に完全燃焼させる仕組みになっており、高温の青白い炎が出るのが特徴。
一般的なガスライターと違い、 風の影響を受けにくいため、スマートに着火できます。
強力な炎がまっすぐに立ちあがり、 確実に着火できることから、キャンプや登山、 釣りなどのアウトドアレジャーではターボライターが大活躍します。
屋外でタバコを吸うときにも便利です。
使いやすいターボライターを活用して、 着火時のストレスがなくなります。
ターボライターの選び方
- 繰り返し使えるガス注入タイプがおすすめ
- 着火のしやすさもチェックしよう
- 頑丈で耐候性のあるものが使いやすい
- ガスの残量が⾒えると便利
- メーカーやブランドの特徴にも注目しよう
メタルマッチは昔の火打ち石と構造は似ていて、 現代的な火打ち石にしています。
コンパクトで持ち運びやすいので、 キャンプに最適なアイテムです。
メタルマッチは燃えやすい金属の棒を鋭利な形状になっている金属片の二つのアイテムを組み合わせたものです。
ストライカーでロッドを削り、 着火しやすい火口に金属粉をふりかけ、 ストライカーでロッドを勢いよく擦ることで火花を発生させ、 引火させます。
メタルマッチはマッチやライター、 バーナーなど違い、ある程度の天候であればほぼ影響を受けません。
マッチやライターは水に濡れてしまうと火がつきにくくなりますが、 メタルマッチは濡れても拭けば使用できます。
また、 ライターやバーナーと違って燃料切れなどの心配もないので、 一つあれば長く使用可能です。
マッチ・ライターがいらない着火剤
マッチと着火剤が一体になりライター不要。
マッチのように箱の側面で擦って着火。燃焼継続時間8~12分で火付けに十分な時間燃焼し続けます。
焚火の手順
まずは周囲に燃え移りそうなものがないかを確認してください。
テントやタープも素材によっては火の粉が当たれば溶けてしまうので要注意です。
安全確認ができた場所に焚火台を組み立てましょう。
焚火台の下に焚火台シートを敷けば、 面が芝でも安心して焚火をすることができます。
焚火台シートとは、 焚火の熱から芝生やウッドデッキを守るための耐熱シートのことです。
焚火台からこぼれ落ちた炭や灰を回収しやすいメリットもあります。
購入した薪をそのまま焚き付けに使用しても、 そのままでは太くてなかなか火がついてくれません。
鉈やナイフで薪を細くしたものや、 周囲に落ちている小枝や松ぼっくり、スギの葉などもよく燃えるので焚き付け材におすすめです。
湿ったものを使用するとなかなか着火しなかったり、 煙がたくさん出てしまうので乾燥したものを使用しましょう。
中央の一番下に着火剤を置き、 その上に細い薪や枝、スギの葉などを置いてください。
間は詰めすぎず、空気の通り道は開けておくようにして、 その上に中くらいの太さの薪を置きます。
中央部分に配置した着火剤にライターで火をつけますが、 着火剤は一気に燃え上がるので危険です。
必ず手袋をはめて、柄の長いライターを使用するようにしてください。
着火してすぐに火吹きをしないのがポイントです。
焚き付け材しか燃えていないうちは、 逆に火を吹き消してしまいます。
中くらいの薪が燃え始めたら太い薪を足してください。
そして火吹き棒を使って中央に空気を吹き込みましょう。
太い薪が芯から燃え始めると安定して燃えてくれるので、 薪が少なくなったタイミングで薪をくべれば薪に火が移りはじめます。
焚火をするときの注意点
火がついている状態でジェルタイプの着火剤を追加しようとして、 着火剤の容器に引火するという事故が多発しています。
一度火をつけた状態から着火剤を追加するのは非常に危険なのでやめましょう。
焚火の上は上昇気流が起こるので、 新聞紙や紙のような軽いものを入れてしまうと、 燃え上がった状態の紙類が上昇気流にのって飛ばされることがあります。
そのままどこかに引火して火事が起こってしまうこともあるので、 十分に注意しましょう。
焚火の後片付け
炭の火は消えにくく、水をかけたくらいでは消火しません。
消火ができていないのに片付けてしまうと、 火傷や火事を起こす危険性があります。
まずはしっかりと消火させることが重要です。
燃えたままの状態の炭を、 火消し壺に入れフタをします。
そうすることで火が燃えるために必要な酸素の供給を断ち切り、 消火することができます。
これを窒息消火といいます。 火消し壺に残った炭は、 次回の焚火やバーベキューで再利用できるので、 捨てる必要はありません。
火消し壺に炭を入れてから消火するまでは、 火消し壺が高温になります。
持ち手以外の場所に触れると、 火傷をする恐れがあるので十分に注意してください。
焚火が終わってすぐは、焚火台が高温になっています。
素手で触れるほどに冷ましてから片付けるようにしてください。
高温の状態で水をかけて冷まそうとすると、急激に冷やされたことにより、焚火台が変形や破損をしてしまいます。
ゆっくり時間をかけて冷ますようにしてください。
まとめ
焚き火はやり方を誤ってしまうと、 火災や火傷を起こす原因になります。
焚火を楽しむにはしっかりとした知識が必要です。
自然環境を守りながら安全に焚火を楽しむためには焚火台は欠かせません。
手順を間違えると火起こしもなかなかできないことだってあります。
そして、焚火をするときのマナーをしっかりと守って、安全に焚火を楽しんでいきましょう